鉄九郎の青?裸々な日常 第113号
- 2005年3月1日〜31日
- 伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴほか
- 3月1日(火)
- 娘は日常にあるほとんどの漢字を読めるようになった。考えられない間違い読みがなくなってくると思うと、僕としては少々つまらない。
- お寿司屋さんに行く
- 「パパぁ」
- 「ん?」
- 「カツオのヘンミ(変身)って書いてあるよ」
- 「あっ(赤身を変身とまちがえておるな)、うれしいことを言うね。おぅ、そうだそうだヘンミだなヘンシンと呼んでもいいな。かつおがヘンシンしたものがマグロとい うんだぞ」
- 「かつおの赤身が変身するの?」
- 「知ってて言ったんかいっ!」
- 3月2日(水)
- 電車に乗った。アナウンスが聞こえてくる。
- 「電車とホームが広くあいてるとこがあります」
- え?
- 僕はずっと、
- 「電車とホームがひどくあいてるとこがあります」
- って言ってんだと思ってた。
- 考えてみれば「ひどく」とは言わないやな。でも「ひどくあいてるから気をつけてよ」って言ったら、「広く」よりも、「すごいことになってるな的」な感じがしていいかも。気をつけなよってね。
- 3月3日(木)
- 京橋プラザ区民館で伝の会本公演の下ざらいを。
- 歌舞伎座の近くなんですよ。本日から「中村勘三郎襲名公演」が始まりましたね。「鉄九郎さんは鉄三郎さんにならないんですか?」と言われます、アハハハハ。
- 3月4日(金)
- まぁ、今年と言いますか、この冬と言いますか、もう春なのにと言いましょうか、昨夜から降りました、雪が。大雪と言うほどではないですがね、10センチくらい積もりました。娘は二日間熱があって学校を休んでいたのですが、今朝は元気になり登校していきました。こないだ雪降った時に、娘と娘の友だちが雪だるまをつくってましてね(後に僕が完成させたのですが)。あの時より積もったのだから、こりゃひとつ、娘が帰ってくるまでにでっかい雪だるまをつくっておこうと思ったのです。まぁ、凍えてしまうかと思いましたね。しもやけにもなりそうですわ。いやぁ、雪って冷たいわ。午後からお稽古なので、なんとかそれまでに作らなきゃと必死で作りました。なにやってんだろ、俺。
- 3月5日(土)
- 今日は娘と二人でお留守番です。といっても遊んでる暇はないので、せっせと本公演の自主稽古をして過ごしました。
- 3月6日(日)
- 明日からの本公演に「おにごっこ」と「楽しい三味線組曲」を毎回弾こうと思っている。この二曲何度かやっているのですが、暗譜していなかったのです。今回は必死で暗譜しております。難しい曲なのです。
- 3月7日(月) 伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
- 昼の部「都風流」「晒女」杵屋巳津也
- 夜の部「手習子」「多摩川」杵屋六ショーゴ
- 本日は良いお天気になりました。気温も12度にもなるという。今年初の東京のライヴです。今回は長唄毎回違うのをやるのです。題して「この人にこの曲を唄って欲しい」スペシャル。まぁ、結構大変な、めまぐるしい本公演となりそうです。
- 長唄以外の今回の演目である「おにごっこ」「楽しい三味線組曲」、楽屋入りしてまず稽古したのは、この二曲です。昼夜ともおちついた公演ができました。明日から三日間ないのですね。いろいろ考える時間があって良いことです。
- 3月9日(水)
- 車が半年点検だと言うのでNETSトヨタに持っていく。点検の間に光が丘警察へ行く。というのも、引越て1年半たつが、免許証の住所変更をしていない。いろいろと不都合があるので、ここいらで変更しておこうと思ったのだ。
- 「はい、なんですか?」
- 「免許証の住所変更をお願いしたくて」
- 「はいはい・・・・あっ、おたく今年書き換えですよ!」
- てなことになった。書き換えの期間というのはもう住所変更はできないらしい。まぁ、する必要もないのか、書き換えるんだからね。
- 「過去五年間、違反ありますか?」
- 「ありますあります」
- 自慢してどうすんだいっ!ということは警察では出来ないのですね。府中か鮫洲か江東にいかねばなりませぬ。ま、近いうちに行きましょっと。
- 3月10日(木)
- 師匠と邦さんがが来てくれて明日の下ざらいを。
- 3月11日(金)伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
- 昼の部「まかしょ」「老松」松永鉄十郎
- 夜の部「三味線VSお囃子」川島佑介
- 師匠は毎回すごいな、しかし。今回のトークは立ちではなく正座してでした。まぁ、いつもサービス満開で。
- 川島さんに日本橋亭ライヴに出ていただいたのは、実に7年振りでした。驚きです。時は過ぎている、知らないうちに・・・。二尺の大太鼓搬入して、特別な楽しい時間でした。
- 3月12日(土)伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
- 昼の部「藤娘」「鞍馬山」杵屋勝彦
- 夜の部「名曲をつなぎあわせてさらに名曲」杵屋勝彦
- 今回、昨日と今日とがかなりハードだった。ごはん食べる間がなかった。ま、ごはんはいいんですがね。なんかつまめばいいんですから。ホッとする時間がもてなかったですね。夜の部終わったらガクッと来ました。ま、いつものことなんですが。反省したり後悔したりで。この繰り返しなんでしょうね。「名曲を・・・」はかなり良いものが出来たですね。8曲を真剣に演奏したたかんじでね、勝彦くんクッタクタでした。さて、次の本公演はどうするか?
- 3月13日(日)
- クッタクタに疲れてダウン。夕方なんとか復活。
- 3月14日(月)
- NHK502スタジオへ。「邦楽のひととき」の録音。
- 吉十郎師/佐之助師で「花見踊」「土手の月」「花見船」。
- 3月15日(火)
- 今日は一日お稽古日。師匠の会(3/27親遊会)も間近となった。出演するお弟子さんたちは必死に曲を覚える毎日であろう。
- 3月16日(水)
- 獅童しん宅のお稽古をしてダッシュで帰って自宅のお稽古。良い天気で花粉がたくさん飛んでいるのであろう、目がかゆくてしょうがない。
- 3月17日(木)
- 23日の温知会で「時雨西行」に乗せてもらってる。家元に浚ってもらう。
- 3月18日(金)
- 本日、京都に来ております。夜は(今藤)佐志郎くんに会いました。久しぶりに一杯飲んで楽しかったぞぃ。
- 3月19日(土)
- 良い天気になりました。自宅へ戻るとちょぅどお弟子さんがきていました。
- 3月20日(日)
- お彼岸だ。なんだか、この一週間は目まぐるしかったなぁ。
- 3月21日(祝)志の輔らくご21世紀は21日 新宿明治安田生命ホール
- 邦さんのお弟子さんの中村先生のホールで「藤娘」のお稽古を。27日に邦さんのお弟子さんたちと僕のお弟子さんたち合同で演奏するのです。本日みんな揃って初めての合同稽古をするのです。僕が12時に抜けなければならないので10時半に集合して始めました。なかなかよく揃っておりました、はい。
- 開場ギリギリに安田生命ホールに入る。「待ってました、音合わせ」と舞台監督さんが叫んでました。
- 3月22日(火)
- 具合が悪い。風邪なのか、花粉症なのか、単なる寝不足なのか。顔はむくんでるしな。今日は稽古日、明日は舞台。
- 3月23日(水) 温知会
- 「時雨西行」という曲は好きな曲ですな。家元のワキを弾かせていただきました。「時雨西行」はウチでは結構やりますね。上調子が入る曲でしてね、僕は上調子弾くことが多いですね。本手よりも上調子の舞台が多いということですね。だから、本手を弾くことにちょっとしたドキドキ感があります。
- 3月24日(木)
- 27日の師匠のおさらい会の下ざらいが夕方からありました。26日にメインの下ざらいがあるのですがね。今日は4曲くらい。なんかやっば身体の調子よくないなぁ。
- 3月25日(金)
- 「もしもし、先生ですか?今どちらです?」
- あっ!!今日獅童くんとこの稽古日だった!
- わっ!
- 昨日まで覚えていたのになぁ、こんな時に限って道が混んでいる。
- あ、金曜日かぁ、無理もないかなぁ。
- なんかヘンなんだね、身体の調子なのか、精神なのかはわかんないけど。
- 3月26日(土)
- さぬき会館。初めて行きました。明日の下ざらいってことです。終わったら夜、表に出たら東京タワーがきれいに見えた。
- 3月27日(日) 親遊会
- 師匠のお浚い会ですな。三越劇場です。娘も唄うので早起きさせて同乗させる。11時娘の出番。12時お弟子さんたちの出番。そこから怒濤のように弾いて終演。片づけて溜池バサラへ。打ち上げだーい。
- 3月28日(月)
- 午前中用があったのだが、起きられず。午後になって出かける。
- 夜は歌舞伎座へ。「桂枝雀七回忌追善落語会」へ。笑った、泣いた、良い時間だった。
- 3月29日(火)
- ヤッター、久しぶりのオフだーーーーっ。
- いやぁ、忙しかったぞ最近。
- ゆっくり寝ようと思ったかがなんだか朝早くおきちゃった。
- 免許書き換えにいかねばーーっ。
- 突然の訃報が入る。光雄おじさんが亡くなったとのこと。父のお姉さんの旦那さま。一人息子の至朗ちゃんは僕の従兄弟。その至朗ちゃんからの電話。入院していたのは知っていたが急なことだった。
- 3月30日(水)
- 獅童くん宅のお稽古。本日花粉非常に多い。くしゃみ出っぱなし。帰りに光雄おじさんのそばに行き、夜はウチのお稽古。そのあと、事務所の前田さんの送別会へ。
- 前田智子さん、一年間ずーっと伝の会のことやってきてくれたんです。
- とても優秀な人でした。
- やめちゃうなんて残念です。
- また一緒に仕事できるのを待ってます。
- 3月31日(木) 光雄おじさんのお通夜
- 棺の上に短刀が置いてある。それを娘が見て「これはおじさんがもらった賞状?」 と言った。サヨナラおじさん。